ひーはーレポ

日々のレポート課題。

第7回 サービスデザイン方法論

1月10日(土)東京ミッドタウン・タワー ヤフー株式会社で行われたHCD-Netの『第7回 サービスデザイン方法論』に参加させていただきました。浅野先生からお声かけいただき、福士先輩(リーダー)、濱西、小野寺、広沢のメンバーでグラフィックレコーディングに挑戦しました。

今回グラフィックレコーディングを行ったのは

  • 受講者によるライトニングトーク(個人的なノートに)
  • 基調講演「組織とサービスデザイン(坂田 一倫氏)」
  • ディスカッション

の3つです。

 

まず最初にライトニングトークでのグラフィックレコーディングについてです。この回では、全6回行われたセミナーの振り返り・実践してみての感想・今後の課題など、それぞれの方が5分程度トークを行いました。そこで私たちは自分のノートなどを使ってグラフィックレコーディングに挑戦。これがその画像です。

 

SIerとサービスデザイン 遠藤敦子さん》

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ボールペン一本のみでやってみようと挑戦しましたが… やはり太めのペンと少しの色を使用した方が見やすいです。そしてフォントで区別化をすることができていません。情報を聞き取ることに必死だったとしても、”見やすさ”というのはグラフィックレコーディングにとって重要な要素だと思います。まだまだ修行が必要だなと痛感しました…

 

次に坂田さんの基調講演です。「組織とサービスデザイン」というタイトルで行われたこの講演は、福士先輩(リーダー)、濱西がグラフィックレコーディング担当、小野寺と私はその補助という割振りの中スタートしました。約45分という時間レコーディングをしたことのなかった私たち(1年生)にとって予想以上に過酷な時間でした。途中私と小野寺もレコーディングに加わり作業をしましたが、まさに手も足も出ないとはこのこと。情報を拾い切れていない部分も多々ありました。

 

 《組織とサービスデザイン 坂田 一倫さん》

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それでも講演終了後、「講演内容すべてを記録するのではなく、伝えたい部分大切な部分のみをかいてくれているから分りやすい」というお言葉をいただくことができました!確かに、会議内容を事細かに書いてほしいという欲求もあれば、要点だけを絞ってほしいという欲求もある。その部分も臨機応変に対応しておくべきだなと思いました。前日に海外のプロの方のグラフィックレコーディングを見たり、事前に全員でミーティングした効果もあったのか、紙の横にタイトルの幅を大きくとる、限定された色で見やすく彩色する、講演の導線ができるだけわかりやすいようにするなど、新たな試みや事前の目標も全部ではありませんが達成できていたと思います!

 

今回のグラフィックレコーディングで気づいたことがいくつかあります。

まず一つ目は、情報を付箋に記録する人と模造紙に記録する人の間で情報交換が何回も繰り返されているということです。この行動はとても大切なことだとは思うのですが、「これ誰の発言?」「これいつ言ってたっけ」など、せっかく付箋に書き起こしても、共通理解ができていない。これは、模造紙に書く側は聞く・書く・構成するができることがグラフィックレコーディングの条件だと考えるので、その経験・スキルを増やすこと。 付箋に書く側は、誰の発言なのか分るよう名前を書いたり、数字を書いておくなど即理解しやすいようにするなどが必要だと感じました。

そして二つ目は、複数人でも混乱なくレコーディングができるんだということです。この講演会でグラフィックレコーディングをするまで、最高でも2人模造紙係と付箋係で精一杯だろうと考えていました。なぜならグラフィックレコーディングはスピード勝負な部分があり、人数が多ければ多いほど構成の面で意思疎通が必要でその時間はないだろうと思っていたからです。しかし今回はその逆で、人数が増えただけ一人の負担も減り、ここ書くからここ書いてね!などむしろ効率が上がりました。これも条件によって異なってくることだとは思うのですが、新しい可能性を発見できたことはとても励みになりました。

 

 

最後に、よくされた質問として「絵が描けない人でもグラフィックレコーディングはできるの?」というものがありました。グラフィックレコーディング初心者の私がえらそうに言えることではないのかもしれませんが、その場では「絵は名前を書くから最悪棒人間でも大丈夫(?)です。大切なのは情報を聞いて取捨選択をして見やすく構成をすることだと思います。」とお答えさせていただきました。

これはいつも自分自身に言い聞かせていることです。私は今回のグラフィックレコーディングで、イラストにこだわりすぎるという部分はありませんでしたが、どうしても聞く・構成するという面で力不足を痛感しました。

 

今回、グラフィックレコーディングをさせていただいて多くの反省や気づき、良かった面を得ることができました。次の機会には、もっとパワーアップして臨んでいこうと決心した!そんな貴重な体験でした。